最大11連休となった2025年のゴールデンウィークも6日で終了。
車を運転される方も多いのではないでしょうか。

そんな中、“食べながらの片手運転は交通違反か”知っていますか?
他にも、スマホをナビ代わりに使うことや高速道路の方向を間違えた時はどうしたら?

運転の意外なルールを取材しました。

東京観光を楽しんでいる方々に「これって大丈夫?」と思う運転中の疑問について聞いてみると、「おにぎり食べたりとか、食べながら運転するのはいかがなものかなって思うときある。アイスクリームとか」「食べ物食べながらとか。やっぱり一瞬、片手になっちゃったりするので。運転歴も長いから全然片手運転は心配じゃないけど、油断したときに危ないのかなとは思う」などと話しました。

おにぎりやハンバーガーなど食べたり飲んだりしながらの運転。
たまに見る光景ですが、これって違反ですか?警察庁に聞きました。

ふらふらしていて危険が生じていれば、“ながら運転”と指摘される可能性もあるということなんです。

つまり、運転中に目線や意識が食べ物に集中し、安全に運転ができていないと判断されれば、違反となることがあるそうなんです。

その場合、違反点2点。
普通車であれば反則金は9000円となります。

続いて気になる運転中の行動が、スマホを設置してカーナビ代わりに使用するケース。

観光客の方々も、「ナビが古かったりすると出てこない道路があるので、カーナビじゃなくて携帯のナビで設定してる。携帯のナビを見ながら運転するのは違反かな?って」「下のドリンクホルダーに危ないんですけど置いて。実際近くに警察いたら捕まっちゃうのかなって疑問」と、はっきりとはわからない様子。

こちらも警察庁に聞いたところ、「手に持って操作していないので“ながらスマホ”にはならないが、画面を注視していれば違反となる」ということです。

注視の具体的な基準はないということですが、操作などで注視すると違反と判断される可能性があるので、停車して操作してください。

ちなみに、使っている方も多いスマホホルダー、どこに設置していますか?

ダッシュボードの場合、視界を遮り運転の妨げになるようなら違反と指摘されるかもしれません。
設置は視界を遮らない位置にしてください。

そして、意外と知られていなかった交通違反が、「追い越し車線走り続けたら違反」。

観光客の方々は、「やらないからあまり気にしないけど、初めて知ったかもしれない」「『ずっとこの人右側にいるけど大丈夫なのかな』みたいな人は結構見る」などと話します。

「追い越し車線」とは、その名の通り追い越すための車線です。
距離は決められていませんが、追い越しが完了次第、走行車線に戻らなければなりません。

追い越しが終わったのにい続けるのは違反ということなんです。

そして最近、よく問題になるのが「逆走」です。
高速道路の逆走は毎年約200件、2日に1回のペースで起きているんです。

逆走してしまったらどうしたらいいのか、警察庁に聞きました。

逆走の場合は、「路肩に車を止め、ガードレールや柵がある場合はその外に出て110番通報してほしい」とのことです。

他にも高速道路を運転していると、分岐点で行き先を間違えてしまうことってありますよね。
その時は決して車を止めたりバックやUターンをせず走り続け、次の出口で降りてほしいということです。

ちなみにNEXCO東日本によりますと、間違って進んだことを出口で係員の方に伝えれば間違った分の高速代は差し引いてもらえるそうです。