北アルプス奥穂高岳のコブ尾根付近(標高約2830メートル)で東京都足立区の会社員の女性(46)が滑落してけがをしました。
女性は5日、岳沢からジャンダルム方面に向かっていたところ、滑落してけがをしました。一緒に登山をしていた東京都墨田区の会社員の女性(41)が救助しようと現場に下りましたが、自力で動けなくなってしまったということです。
46歳女性から午前11時前に救助要請があり、午後0時半過ぎに長野県警のヘリコプターで2人を救助しました。46歳女性は松本市内の病院に搬送され、けがの程度は確認中です。41歳女性はけがはないということです。
2人は4日、上高地から入山していました。
大型連休中(4月26日~5日午後3時)、県内では、少なくとも20件の山岳遭難が発生し4人が死亡しています。
長野県警は
・自身の力量に見合った山を選ぶ
・天候を確認する(悪天候時は冬山と同じ)
・十分な装備(軽アイゼンで大丈夫か?)
・ルートの確認(登山道は雪の下の場合がある)
ことなどを呼びかけています。