個人の証券口座が乗っ取られ、株などを勝手に売買される被害が相次いでいる問題で証券各社が被害額を補償する方針です。
この問題は、個人の投資家が実在する証券会社を装った偽のウェブサイトにアクセスした際、ログインIDなどが流出し不正アクセスや不正取引による被害が相次いでいるものです。
日本証券業協会は2日、大手を含めた証券10社と被害に遭った投資家への補償を行う方針を申し合わせたと発表しました。
補償の範囲については被害状況など個別の事情に応じた対応となり、具体的な手続きについては各社で準備を進めるとしています。
金融庁によりますと2025年2月からの約3カ月で不正取引された金額は、合わせて約950億円にのぼっています。