2023年の大会で不正な会計処理が明らかになった「松本マラソン」について、5月2日に開かれた松本市議会の全員協議会で今年の大会の中止が決まりました。

長野県松本市で開催される「松本マラソン」をめぐっては、2023年の大会で、実際は3915万円の赤字だったにもかかわらず、市の担当職員が運営委託費の支払いを翌年に回すなどして黒字として計上する不正な会計処理が判明していました。

市などでつくる実行委員会は4月23日の会議で、「大会運営の検証が必要」として、今年の大会を中止する方針を決めていました。

2日の松本市議会の全員協議会では、実行委員会の方針が了承され、今年の大会の中止が正式に決まりました。

市議会は、原因究明に向けた第三者による検証も求めていて、担当職員や市長の処分については検証後に決定するよう要請しました。

長野放送
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