万博のシンボル「大屋根リング」について、大阪府の吉村知事は、大阪府・市として万博閉幕後も「一部を今の形で残すべき」との意見を示したうえで、経済界や国と協議の上、「6月23日に正式に決定する」と発表しました。

大阪・関西万博の会場となる夢洲では、ことし10月に万博が閉幕した後、一部のパビリオンなどを除いてすべて取り壊されます。

大阪府や市はきょう2日、経済界、国などと「大屋根リング」の万博閉幕後の活用について検討会議を開きました。

会議の終了後、大阪府の吉村知事は、「リングのうち一部を『今のまま』残すべきと提案した。6月23日に正式に決定する」と明らかにしました。

夢洲の開発を提案し、「優秀案」として選ばれた2つの民間事業者は、大屋根リングについて、屋根の部分を取り除くなど一部に手を加えて200メートルほど残す案や、解体してベンチなどとして再利用する案をそれぞれ提案しています。

関西テレビ
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