茶摘みの最盛期を前に2日、福岡県八女市の寺では八女茶のさらなる振興と発展を祈願する献茶祭が開かれました。

八女茶発祥の地とされる八女市黒木町の霊巌寺(れいがんじ)で開かれた献茶祭。

立春から数えて88日目となる「八十八夜」に合わせて毎年行われています。

八女茶は約600年前に栄林周瑞禅師が中国から茶の種を持ち帰り、霊巌寺の周辺で栽培や製茶の方法を伝えたのが始まりとされています。

2日は生産者など約130人が参加し、栄林周瑞禅師の功績をたたえるとともに、八女茶がより広く飲まれるよう祈願するため、新茶を淹れ祭壇に供えました。

県によりますと、今年は春先の気温が低くじっくりと生育できたことから、香りや深いコクを楽しめる味わいになっているということです。

テレビ西日本
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