高岡市消防団の分団の会計を担当していた消防団員(60代)が、545万円あまりを着服していたことがわかりました。
高岡市消防団によりますと、この団員は2019年から今年にかけて、分団の会計口座から必要以上の額を引き出すなどの行為を繰り返し、自らの借金返済と生活費に充てていました。
不正は、今年4月に分団の別の団員が会計処理の不審な点に気づいたことで発覚しました。
団員は着服を認め、全額を弁済しています。
高岡市消防団は、この団員を2日付けで懲戒免職処分としました。
金森一郎消防団長は、「市民の皆様の消防団員に対する信頼を損なうもので、心よりお詫び申し上げます」とコメントしています。
高岡市消防団では、今後、各分団に対して適切な会計処理の徹底を指示し、服務規律の順守と再発防止策を徹底するとともに、信頼回復に努めるとしています。