女性の住宅に侵入し、下着を盗んだ罪に問われている元警察官の男への初公判が開かれ、男は起訴事実を認めました。交番勤務をしていた頃に被害女性の住宅を把握していたということです。

窃盗などの罪に問われているのは裾野警察署の元巡査長の男(30)です。

男は2022年、御殿場市内で住宅の敷地内に侵入し1階に干してあった女性用の下着8点を盗んだほか、2024年1月には再び同じ住宅のベランダに侵入した罪に問われています。

5月1日の初公判で、男は「いずれの事実もその通りで間違いありません」と起訴内容を認めました。

検察側は犯行動機について「私生活上での性的欲求を満たすため、またストレス解消のために犯行に及んだ」と主張しました。

また、交番勤務をしていた頃に被害女性の住宅を把握したと明かし、犯行の際には「足跡が残らないように靴を脱いだ上で侵入した」と指摘しました。

一方、弁護側は「被害女性との間で示談が成立している」と述べ、証人尋問に応じた男の父親も「二度と罪を犯さないよう監督していく」と誓いました。

次回の裁判は5月19日に開かれます。

テレビ静岡
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