富山県で盛土などの崩落による被害などを防ごうと盛り土工事などの事前届け出を義務付けた「盛り土規制法」が1日から運用が開始されました。
盛り土規制法は、4年前の7月に静岡県熱海市で違法な盛り土が崩れて土石流が発生し、28人が犠牲となった災害が発生したことを受けて新たに設けられた法律です。
民間工事などで盛り土や切土などを行う場合は、県または富山市に許可や届け出が必要となりました。
対象となるのは宅地や森林、農地など土地の用途に関わらず、一定の規模を超えて行われる工事です。
富山市の去年の調査では、市内で盛り土が1500カ所あると推定され、1日は数件の申請があったということです。
今後、現地調査なども行い、盛り土箇所の把握や安全性のチェックを行っていくとしています。