水俣病の公式確認から69年。
犠牲者慰霊式が営まれました。
日本の公害の原点とされ、69年前の5月1日に公式確認された水俣病。
水俣の海を望む慰霊碑の前で、犠牲者慰霊式が営まれました。
これに先立ち浅尾環境相は、1年前、当時の環境大臣との懇談で、患者と認められないまま亡くなった妻のことを話している途中、マイクの音を切られた松崎重光さんと懇談しました。
松崎重光さん:
(患者の認定が)どういう基準でされたのか、私はどうも疑問に思ってならない。(妻も)毎日毎日「痛い痛い痛い」と言いながら死んでいきました。
患者としての認定を求める人々の審査や集団訴訟は、いまも続いています。