黒部峡谷にも春の観光シーズン到来です。黒部峡谷鉄道のトロッコ電車の営業が始まり、初日から多くの観光客でにぎわいました。
能登半島地震の影響で今シーズンも猫又駅までの折り返し運転ですが、GW期間中の予約は好調に推移しています。
出発セレモニーでは運転手にキーが渡され、トロッコ電車が宇奈月駅を出発しました。
*リポート
「今日は天気も良く気持ちがいいです。トロッコに揺られながらみる景色はとても綺麗で心も弾みます」
開通したのは全長およそ20キロのうち、宇奈月駅と猫又駅を結ぶおよそ12キロの区間です。
20日の午前中の便はほとんど満席で、訪れた客がトロッコ電車から見える新緑の景色を楽しんでいました。
出発からおよそ50分、猫又駅に到着です。
猫又駅は作業員専用の駅で通常、一般開放されていませんが、おととしの能登半島地震でその先にある鐘釣橋が大きく損傷したため、おととしから開放されています。
国内の駅では「猫」がつく唯一の駅で、猫の耳のカチューシャや、肉球の手袋があり、観光客は猫のポーズで写真を撮るなどして楽しんでいました。
*観光客
「テレビでは世界の絶景1000選の1つだと知って来ましたこの場所はとても素晴らしい」
*観光客
「すごかった圧倒された。もう本当に新緑が綺麗で感動しましたねそれが一番かな」
*観光客
「とにかく川の色がすごい綺麗で青緑色なのがかっこよくてすごい素敵でした」
*観光客
「日常で見ることがないので現実世界じゃないみたいでした」
黒部峡谷鉄道によりますと、GW期間中の予約は去年の1.7倍となるおよそ3万人と好調に推移していて、特に海外からの客が多いということです。
*黒部峡谷鉄道 谷本悟さん
「猫又駅までの間でも宇奈月胡や峡谷で一番高い後曳橋が見どころ」
そして今シーズン注目されるのが終点・欅平駅までの「全線開通」です。
黒部峡谷鉄道は宇奈月・猫又間の運行を9月30日までとし、10月以降の運行区間は「未定」としています。
地震による落石で損傷した鐘釣橋の復旧工事は今年中に完了する見通しで、これを踏まえ、7月上旬頃、全線開通できるかを判断することにしています。
全線開通となれば延期となっている黒部宇奈月キャニオンルートが一般開放される見通しで、黒部峡谷鉄道は11月末までの今シーズン全体で、昨シーズンを上回る59万5000人の乗降客を目指しています。