スペイン全土や隣国のポルトガルなどで大規模な停電が発生し、電車が止まり、電子決済ができなくなるなど、市民生活に大きな影響が出ています。
停電は28日昼過ぎ、スペイン全土のほか、ポルトガルやフランスの一部を含む広い範囲で発生しました。
首都マドリードやバレンシアなどの都市部では電車や地下鉄が止まり、バス停には乗客の長い列ができた他、信号機が停止し、市内の交通が混乱しました。
多くの人が携帯電話やインターネットが使えなくなり、ATMから現金が引き出せなくなったり、クレジットカードが使えない影響も出ました。
現在、徐々に電力の復旧が進んでいますが、停電の原因はまだ不明で、スペインのサンチェス首相は、29日中の全面復旧を目指す考えを明らかにしました。