80年前の富山大空襲を語り継ぐ有志の会の総会が富山市で開かれました。
富山大空襲を語り継ぐ会は、2700人以上が犠牲となった1945年の富山大空襲の記憶を次の世代に伝えようと、1994年に設立された語り部の会です。
総会にはおよそ20人の会員が出席し、幹事の西田亜希代さんは「戦後80年が経って語り継ぐ活動は徐々に減っているが、多くの応援を胸に活動を続けたい」とあいさつしました。
74人の会員のうち当時を知る人はおよそ20人に減っていて、記憶をどのように語り継ぐかが課題となっています。
*富山大空襲を語り継ぐ会 佐藤進さん
「過去の過ちは絶対繰り返さないようにしていくべき。それには歴史をちゃんと知ってほしい」
会では、今年7月に富山大空襲の資料を紹介する展示会を開き、当時の写真や絵画を通して平和について考える機会を提供することにしています。