愛知県春日井市に本社を置く愛知電機は、40代の男性社員らが14年間にわたって不正な取引をしていたとして、3億2500万円あまりの損害賠償を求めて提訴しました。

 愛知電機によりますと、資材部門の40代の男性社員は2011年1月から14年間にわたり、ある商社に銅材料を注文し自身が材料を受け取っていました。

 代金は、別の名古屋市北区にある商社に支払わせ、その商社は愛知電機に他の商品の取引に上乗せする形で代金を請求していたということです。

 愛知電機は25日、男性社員と商品の取引に不正な代金を上乗せしていた名古屋市北区の商社を相手取り、あわせて3億2500万円の損害賠償を求め、名古屋地裁に提訴しました。

 男性社員は2024年7月から出社していないということで、愛知電機は刑事告訴も検討しています。

東海テレビ
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