老舗スーパーの新戦略。
“消費の二極化”への対応で食品事業の強化を図ります。
25日、東京・小金井市にオープンしたイトーヨーカ堂が展開するヨークフーズの新店舗です。
このエリアは近年人口が増加しており、ファミリー層に加え、単身世帯や20代が多い街。
今回、地域特性を踏まえ、幅広いニーズに応える豊富な商品を取りそろえました。
イトーヨーカ堂が25日に発表した2025年度の事業戦略は、消費の二極化への対応。
節約するものとお金をかけるものを使い分ける現在の市場や社会環境の変化と向き合います。
新店舗では、商品や売り場の開発に力を入れていて、簡単に調理できる「簡便・即席商品」、総菜などの「オリジナル商品」の品ぞろえを充実。
さらに、高所得ファミリー層には鮮魚や和牛なども強化しています。
利用客:
普段目にしない物、自産商品とかが結構あったりして面白かった。
イトーヨーカ堂は業績不振を受け、33店舗の閉店計画を2月に完了。
一方、2024年からは総菜の新ブランド「YORK DELI」を立ち上げるなど、客層の拡大を目指していて、この店舗から食品戦略を再構築し巻き返しを図ります。
イトーヨーカ堂・伊藤弘雅営業本部長:
今の時代に合った、変化に対応したお店に進化させていきたい。客に楽しい買い物体験、フードエンターテインメントみたいなものをつくっていけたらなと思う。