韓国の検察は1日、2024年12月の「非常戒厳」宣言をめぐり尹錫悦前大統領を職権乱用の罪で追起訴しました。
「非常戒厳」に関する捜査を行う検察の特別捜査本部は1日、戒厳を宣言した尹前大統領を「職権乱用」の罪について在宅で追起訴しました。
尹被告は2025年1月、内乱を首謀した罪で韓国の現職大統領として初めて起訴されました。
韓国の憲法上、現職大統領は内乱罪と外患罪以外で訴追されない特権がありますが、尹被告は4月に大統領職を罷免されたことで特権を失っています。
検察は「今後も事件と関連した疑惑に対する捜査を徹底的に進める」としています。