名古屋市中川区にあるごみ焼却施設「富田工場」が、水銀を使った製品が捨てられた影響で稼働を停止しています。

 名古屋市によりますと、中川区のごみ焼却施設「富田工場」で3月から4月にかけ、水銀を使った体温計や血圧計などの製品が可燃ごみとして大量に捨てられた影響で、排出ガスに含まれる水銀の濃度が基準値を超えたということです。

 富田工場には3つの焼却炉がありますが、この影響で4月18日までに全ての炉の稼働を停止していて、今後は炉内を清掃し、5月末ごろの再開を目指しています。

 市内には他に4つのごみ焼却施設があり、現時点で市民生活に影響はありませんが、市は水銀を使った製品は可燃ゴミや不燃ゴミには出さず、各区の環境事業所に持ち込むよう呼びかけています。

東海テレビ
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