大阪市立の7つの小中学校の卒業アルバムの印刷などを請け負っていた会社が、サイバー攻撃を受け、掲載されていた個人情報が漏洩した恐れがあることが分かりました。
大阪市によると、卒業アルバムの印刷などを請け負っていた仙台市の印刷会社「斎藤コロタイプ印刷」が、ランサムウェアによるサイバー攻撃を受け、大阪市教育委員会が詳細を確認したところ、市内の小中学校7校の児童生徒らの個人情報が漏えいした恐れがあることが分かったということです。
漏洩した恐れがあるのは、大阪市立小学校6校(豊里小学校、柏里小学校、中野小学校、鴫野小学校、高松小学校、長吉南小学校)と市立中学校1校(玉津中学校)の計7校の2023年度の卒業アルバムに掲載されていた、個人名や顔写真などで、児童・生徒や教職員あわせて833人分だということです。
(※児童生徒565人・教職員268人分)
大阪市は現時点で、漏洩による被害は確認されていないと発表したうえで、「関係者の皆様に多大なご心配とご迷惑をおかけしたことに対しまして深くお詫び申しあげます」とコメントしています。
「斎藤コロタイプ印刷」を巡っては、茨城県や栃木県などでも漏えいの可能性が指摘されているということです。