愛媛県松前町の認定こども園で2022年、卵などにアレルギーがある園児に誤って卵焼きを食べさせ、発疹などが発症した事故があったことが25日に分かりました。担任をしていた女性は、業務上過失致傷の罪で罰金の略式命令が3月に出されています。

事故が起きていたのは松前町の認定こども園「エンゼル幼稚園」。園によりますと2022年8月16日午前11時15分頃、担任だった20代の女性看護師が給食で、卵と牛乳のアレルギーを持つ当時1歳2カ月の園児に、誤って卵焼き15グラムを食べさせてしまったとしています。園児は翌日までにじん麻疹や発疹の症状が出て、約1週間後には回復したということです。

エンゼル幼稚園は園児のアレルギーを把握。担任だった女性は調理担当に、対象の食材を除いた給食の手配の指示を、この日はうっかり忘れていたとしています。

担任だった女性は去年7月に依願退職。業務上過失致傷の罪で今年3月に略式起訴され、松山簡易裁判所から罰金20万円の略式命令を受けました。

この事故を受け、エンゼル幼稚園は園児の保護者に謝罪。再発防止策としてアレルギーがある園児のリストに顔写真を掲載したほか、担任と調理担当が出欠名簿を突き合わせてアレルギーを確認することなどに取り組んでいるということです。

勝見安美園長は「関係のみなさまに深くお詫び申し上げる。二度とこのようなことが起きぬよう再発の防止に努めていく」としています。

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テレビ愛媛
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