宮城県内24の警察署のトップが一堂に会する警察署長会議が開かれ、3月就任した杉本伸正県警本部長が重点項目を確認しました。

4月24日、県警本部で開かれた会議には、県内24の警察署の署長全員と県警幹部など58人が出席しました。

3月末に就任し、初の参加となる杉本伸正県警本部長は「県警が組織の総合力を最大限に発揮するため、すべての職員が同じ方向を向いて業務を遂行してほしい」と訓示しました。

県警は「安全安心な地域社会の実現」を運営指針としていて、それに向けた今年の重点項目として、交通死亡事故の抑止や特殊詐欺の根絶、暴力団対策の推進など8つを掲げています。

特に、SNSなどを通じて離合集散を繰り返す犯罪グループ「トクリュウ」が、特殊詐欺などを通じて得た資金の一部を暴力団に流している恐れがあることから、県警全体で情報を共有しながら、取り締まりを強化するとしています。

仙台放送
仙台放送

宮城の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。