子供を中心に感染し激しいせきが出る「百日ぜき」が福岡でも広がっています。
福岡県によりますと4月20日までの1週間で県内の医療機関から102人の百日ぜきの患者が報告されました。
前週を34人上回り、週あたりでは今年最多を更新しました。
また今年の百日ぜきの患者は累計で490人と、これまで最も多かった2019年の同じ時期(364人)を上回るペースとなっています。
百日ぜきは子供を中心に感染し、かぜのような症状から徐々にせきが強くなります。
1歳以下の乳児、特に生後6カ月以下では重症化しやすく死亡することもあるということです。
予防にはワクチン接種が有効で、県は定期接種を呼びかけるとともに、せきエチケットなどの基本的な対策をしてほしいと話しています。
また、水ぼうそうは県内の定点医療機関で79人の感染者が確認され、定点あたりでは1.13人と前週の3.76倍に増えています。
県は、予防にはワクチン接種が有効だとしています。