福岡市の老人ホームで、入居者2人に暴行した疑いで逮捕されていた元介護士の女が、去年5月にも、別の89歳の入居者を足蹴りし、ろっ骨を骨折させていた疑いで再逮捕されました。
福岡市早良区の元介護士・口石尚子容疑者(54)は去年9月、派遣されていた福岡市西区の住居型老人ホームで、入居の女性(当時94)の上半身を殴ったり、別の女性(当時89)の髪をつかみ上げたりした疑いで、今年3月に逮捕されていました。
その後の西警察署の調べで、口石容疑者が去年5月にも、さらに別の女性(当時89)の胸を足蹴りし、ろっ骨を骨折させた疑いが強まり、傷害の疑いで再逮捕されました。
当時、被害女性は「女に蹴られた」と話していて、被害の起きた時間帯は口石容疑者が1人で勤務していたことなどから、今回の逮捕に至りました。
調べに対し口石容疑者は、「今は何も話したくありません」と黙秘しているということです。