インバウンドの消費拡大を狙った「将軍」をテーマにした日本を体験するカフェとは。

居合演武を体験する今湊キャスター。
しかし、練習用の刀は約2kg、その扱いは難しいようです。

22日東京・表参道にオープンした「SHOGUN CAFE&EXPERIENCE」はその名のとおり将軍をテーマにした体験型カフェです。

店内で作られたお餅は「水さらし二度つき法」という製法で、とてもやわらか。

そして将軍ならではのメニュー、献上品の浜松産のお茶。

「SHOGUN CAFE」では、全国の人に知ってもらいたい地域の特産品を「献上品」として紹介します。

第一弾は家康ゆかりの静岡・浜松市で、ブラッドオレンジのマーマレードで味わうお餅も提供されます。

「SHOGUN CAFE」のもう一つの売りが居合を含む「将軍の嗜(たしな)み」体験。

体験では居合の他に、能や着付け、書道や茶道が体験できます。

プレオープンの期間中も外国人観光客を中心に好評だったといいます。

22日も日本に住む外国人が将軍体験に訪れていました。

参加者:
興味があるけどなかなか(体験の)チャンスがなかった。

源光士郎講師:
(Q.外国人の方も日本の文化や精神を楽しんでくれる?)「日本に来て体験した中で一番よかった」なんて言ってくれて、そういう人結構いるんですよ、これはうれしいですね~。

2024年、日本を訪れた外国人は約3700万人で、コロナ禍前の2019年を上回り過去最多。
しかも外国人観光客の64.7%がリピーター。

求めているものも、爆買いなどの消費から体験に変わってきているといいます。

日本インキュベーションセンター・海保学代表理事:
体験を通じていろんなことを知る方たちが増えているところは私どもも体感している。そういったところをどんどん広げて実際の体験が遊びの体験ではなくて、“考える体験”というふうに変えていければ、私どももいいなと思っている。