福岡県北九州市で21日夜、タクシーに乗っていた男2人が男性運転手の顔を殴ってけがをさせ、料金を支払わず逃げる強盗傷害事件がありました。
被害にあった運転手がTNCのインタビューに応じ、当時の様子を語りました。
◆被害にあった運転手(68)
「自分の隙をうかがってでしょうね、それはびっくりしますよね」
事件があったのは21日午後11時50分ごろ。
北九州市小倉北区黒原で、JR小倉駅からタクシーに乗った男2人が料金を支払う際、この運転手に「お金がない」「近くに家があるのでお金を取ってくる」などと言っていったん降りました。
◆被害にあった運転手
「お金を取りに行ってくるということで、どこが家なのかわからないし(男らに)『おいちゃんちょっとついてきて』と言われたけどちょっと暗いところだし、車から離れたくなかったから、自分で取り行けばと」
男らは数分後に戻ってきて、運転手と会話を始めたといいます。
◆被害にあった運転手
「スポーツをしているか聞かれたんですけど、隙を見て僕にパンチを2発強打してきたんですね」
そのすきに料金2690円を支払わず逃走したということです。
逃げた男らはいずれも20代で身長160センチ前後、1人は短い黒髪で黒っぽい上着、もう1人は茶髪で上下とも黒っぽい服装だったということです。
運転手は口などにの軽いけがをしました。
◆被害にあった運転手
「自分よりも年寄りじゃなくて良かった、逆にね。遅かれ早かれ捕まるでしょう」
警察は強盗傷害事件として防犯カメラやドライブレコーダーの映像を解析するなど、逃げた男らの行方を捜査しています。