宮城県の大衡村は、能登半島地震などの被災地支援に取り組む石巻市の団体に対し、4月22日、廃車予定の公用車を無償で寄付しました。
大衡村が寄付したのは、給食配送車や交通安全広報車などの公用車5台です。寄付を受けた日本カーシェアリング協会は、能登半島地震などの被災地で被災者に無償で車両の貸し出しを行う事業などを手がけています。今回寄付された公用車は、導入後10年から30年が経過し、廃車予定となっていた車で、こうした車については、団体がリサイクルを行い、再資源化により得られた収益が活動費用に充てられるということです。
大衡村 小川ひろみ 村長
「ぜひ私たちの愛着を持った車がこれからも何かの形で(被災者の)応援という形になればと思い、そのような形になったところ」
日本カーシェアリング協会 吉澤武彦 代表理事
「今は本当に災害が起こるたびに、車でお困りの方がたくさん出てしまっている状況です。それをなんとか変えないといけないかなと思っています」
協会によりますと、自治体からの寄付は、宮城県内では松島町に続き2例目です。