塩釜市魚市場で不適切な取引が行われていた問題を受け、宮城県塩釜市の佐藤市長が4月18日、魚市場の関係者と懇談会を開き、「マグロ一辺倒からの脱却」を課題に挙げ、今後、必要な施策を提言することを確認しました。
懇談会には塩釜市の佐藤光樹市長や魚市場の関係者など約10人が出席しました。
塩釜市 佐藤光樹市長
「長年にわたる悪しき慣習や、これからの時代にそぐわないやり方、あり方は、もはや今の市場関係者も行政も、もはや通用しないだろうと感じたところ」
塩釜市魚市場を運営するみなと塩釜魚市場は、水揚げ代金の一部を架空会社の名義を使って現金で支払うなど、不適切な取り引きを行い、1カ月間の使用停止処分を受けました。
佐藤市長は今後の魚市場の運営について「マグロ一辺倒からの脱却が塩釜港に課された一番の課題」、「新たな魚種の導入や冷凍技術を活用した販路開拓などが求められる」と考えを述べました。
懇談会は今後、魚市場が取り組むべき施策について提言をまとめることにしています。