車いすに乗った人にも気持ちよく利用してもらおうと、17日、唐津市の旅館の職員が車いす利用者のサポート方法などを学びました。

高齢者や障害のある人などが心地よく過ごせる佐賀を目指そうと、県は「さがすたいるゼミ」と題し、店舗や宿泊施設向けに出前講座を開いています。
17日はバリアフリー化に取り組む唐津市の「河畔の宿からつキャッスル」で講座が開かれ、車いす生活を送る唐津市の松本伸子さんが講師を務めました。

職員は車いすの利用方法を学んだあと、実際に車いすに乗って駐車場や施設内の動線を確認し、車いす利用者の手が届く位置に物があるかなど利用者目線で施設内を点検しました。
松本さんは「動線の広さも大事だが優しく声をかけてもらえるかなどスタッフの優しさがいちばんうれしい」とアドバイスを送りました。

【からつキャッスル支配人 中山正和さん】
「まず声掛けの重要さ、目線や話し方などが必要。いろんなスタッフにこの経験を伝えていきたい」

「さがすたいるゼミ」は今年で8年目を迎えますが唐津市での開催は今回が初めてだということです。

サガテレビ
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