春の陽気となった4月17日の新潟県内。新潟市南区では、ブランドキュウリの『しろねきゅうり王子』が青々と育ち、まもなく出荷のピークを迎えます。

鮮やかな緑に色付き、まっすぐ伸びる春キュウリ!

新潟市南区で収穫が始まったのは、白根地区のブランドキュウリ『しろねきゅうり王子』です。

室温を30℃前後に保った農業用ハウスで、生産者の本間勇一さんがキュウリを一本一本丁寧に収穫していました。

【本間勇一さん】
「温度が上がらないとキュウリも成長しないので、毎日汗だく。体重も落ちる。2~3kgは落ちる」

きゅうり王子は風味や食感を保つため、すべて午前中に収穫。

4月に入ってから雨が多かったことで、平年に比べ収穫量は若干減りましたが、出来は上々だということです。

【長谷川珠子アナウンサー】
「シャキシャキとしていて歯応え抜群です!青臭さもまったくなく、どんな料理にも合いそうなおいしさです」

生産者の並々ならぬ努力が実り、ようやく出荷となりましたが、すべてがきゅうり王子と認められるわけではありません。

【長谷川珠子アナウンサー】
「色の鮮やかさ、そしてまっすぐさが求められるきゅうり王子。条件は厳しく、太くて立派なものでもS字にほんの少し曲がっているだけで規格外になってしまいます」

比較してもその違いは微々たるもの。1cm以上曲がっているものや傷がついたもの、さらに先端が黄色くなってしまっているだけできゅうり王子を名乗ることができません。

17日は条件を満たしているかを人の目で厳しくチェックし、選別していました。

【本間勇一さん】
「厳しく選別して、品質の良いものが提供できれば、それはそれで私は良いと思っている。水の管理・肥料の管理・換気に気をつけて品質の良いものを作っていきたい」

きゅうり王子の出荷は5月中旬にピークを迎え、年間で約850tの出荷を見込んでいます。

NST新潟総合テレビ
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