ユネスコ=国連教育科学文化機関は歴史的に重要な記録物の保存を目的とする「世界の記憶」に、「増上寺が所蔵する三種の仏教聖典叢書」の登録を決定しました。
フランスのパリで開かれているユネスコ執行委員会は「増上寺が所蔵する三種の仏教聖典叢書」を「世界の記憶」に登録することを決めました。
「増上寺が所蔵する三種の仏教聖典叢書」は12世紀から13世紀に中国と朝鮮で制作された木版印刷の仏教聖典群です。
総数は約1万2000点に上り、17世紀初頭に徳川家康が集め東京・港区にある増上寺に寄付しました。
これだけの仏教の文献が集まることは世界に類を見ないとされ、仏教研究の基礎をなしています。
日本に関連する「世界の記憶」の国際登録は9件目です。