千葉・木更津市の住宅街で8日深夜、約1000万円の高級車がわずか6分で盗まれる事件が発生した。犯人は全身黒ずくめの3人組で、1人が車のドアを開け、他の2人が見張りを行っている様子が防犯カメラに捉えられている。被害者は在宅中だったが気づかず、車は盗まれてしまったという。警察は窃盗事件として捜査している。
高級車を約6分で盗んだ3人組のドロボー
千葉・木更津市の静まりかえった住宅街で8日午前0時半過ぎに撮影されたのは、被害者も驚くほどのすばやさで、高級車を盗み去るドロボーだ。
被害者は、「もうあっという間で。びっくりですよね」と語っている。
防犯カメラには、画面左の暗闇から人影が現れる様子が映っていた。そこにいたのは、全身黒ずくめの3人組だった。
1人がためらうことなく駐車場に入り、車に近づくとしゃがみ込んで何やらゴソゴソと怪しい動きを見せていた。
残る2人は見張り役なのか、道路で周りの様子をうかがっているようだった。
実はこの時、被害者は家の中にいた。しかし、3人組の犯行には全く気づかなかったという。取材班が事件当日に物音を聞いていたかと尋ねると、「いや全然聞こえないですよ。セキュリティーとかいろいろつけているのに」と話した。
3人組が現れてから約6分後、車のライトが点灯。ドロボーは運転席側に回り込むと、カギがかかっていたドアを開けた。そして自分の車のように乗り込み、エンジンをかけると走り去っていった。
被害額約1000万円…被害者のショック絶大
盗まれた車は1年半前に新車で購入したもので、総額で約1000万円の高級車だった。
今回の窃盗被害を受け、被害者は「狐につままれたというか気持ちの整理がつかない。自分ごとなのですけど自分ごとでないような…映画の世界みたいな感じ」と話している。
警察は盗難事件として3人組の車ドロボーの行方を追っている。
（「イット！」 4月14日放送より）
