小学6年生と中学3年生を対象にした「全国学力テスト」がきょうから始まり、中学理科のテストは初めてオンライン方式で行われます。
「全国学力テスト」は毎年、小学6年生と中学3年生を対象に行われています。
今年度は2万8149校の小中学生およそ200万人が参加予定で、毎年実施される「国語」「算数・数学」に加え3年に1回程度行われる「理科」のテストも行われます。
中学理科は今年度から初めてタブレット端末を使ったオンライン方式で行われネットワークの負荷を軽減するため、きょうから17日までの4日間に分散して行われます。
中学理科以外の小学6年生の国語・算数・理科と中学3年生の国語・数学は17日に筆記方式で行われる予定です。
文部科学省はオンラインで出題・解答する方式では一人ひとりに違う問題を出すことでより詳細な学力の分析が可能になるとしています。
また、オンライン方式では動画や音声など多様な方法での出題が可能になるほか、不登校の児童生徒が学校外から参加できるなど柔軟な対応が可能になるということです。
「全国学力テスト」は27年度からすべての教科でオンライン方式で行われる方針です。
「全国学力テスト」は児童生徒の学力を把握し、学校での指導改善に役立てる目的で行われていて、結果は7月ごろに公表される予定です。