大阪・関西万博が13日、開幕しました。

雨が降るあいにくの天気の中、朝から多くの人が訪れ人気のパビリオンでは長蛇の列ができました。

雨の中、ゲートに並んだたくさんの人たち。

12日の午前10時から並んだという一番乗りの男性は「ほとんど寝られませんでした。寒くて寝られなかった。あとはワクワクして寝られなかったのと半分半分です」と話しました。

そして午前9時、大阪・関西万博が開幕しました。

人気のパビリオンにはオープン直後から長い列ができました。

158の国と地域が参加し、13日に開幕した大阪・関西万博。

テーマは、「いのち輝く未来社会のデザイン」です。

日本館では名誉館長を務める藤原紀香さんが和服姿で出迎え、記念撮影にも応じていました。

一方、アメリカ館では、待ち時間は最大2時間だったということです。

アメリカ館に入ってみると長い列の先にあったのは「月の石」。

月の石は1970年の大阪万博でも展示されていて、55年ぶりに大阪に帰ってきたことになります。

月の石を見た人:
やっぱり違いますね。地球の石とは作りが違うというか。

その後、アメリカ館の列はさらに延びたため、並ぶことができなくなるほどの人気でした。

入場制限はスイス館でも。

男の子:
見られなかったです、人数制限で。ちょっとショックやった。リベンジします。

一方で、インド館やブラジル館などは工事の遅れなどで開幕に間に合いませんでした。

女性:
ブラジル(館)が11時から(予約)当たったので来たんですけど、まだ開いてなくて、工事中で。

会場に出店している日本の回転寿司チェーン「くら寿司」では、世界の70のメニューを味わうことができ、多くの家族連れでにぎわっていました。

男性が食べようとしていたのはリトアニアの料理。

男性:
ちょっとニンニクの香りがします。いただきます。おいしいです。

一方で、予約できず食べられなかった人も。

訪れた女性は「残念。ここでしか食べられない万博限定の食べ物を食べたいなと思ってたのに」と話しました。

会場内の売店は、長蛇の列が。

そして午後3時すぎには、雨脚が強まり帰ろうとした人が殺到し、会場を出ることができなくなりました。

福井から来た人:
ひどいです。12時に予約したけど入れたのは2時過ぎで、パナソニック館を予約していたけれど、行ったら帰りの列車で帰れないから帰ろうと思っている。

ドイツから来た人:
ごはんもないし、トイレに20分待った。

夢洲駅に入ろうとする人で駅前には、長い長い列が。

開幕初日から大阪・関西万博は様々な課題が浮き彫りとなっています。

関西テレビ
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