宮崎県都城市で野生イノシシの「豚熱疑い」事例が確認されたことを受けて国が行った確定検査の結果は「陽性」と判明した。宮崎県内では初めての野生イノシシでの豚熱の感染事例となった。

県家畜防疫対策課によると、4月9日都城市の用水路で死んでいるイノシシを住民が発見し、市役所を通じて都城家畜保健衛生所へ通報した。発見場所の周辺10キロ内の養豚農場は97戸、17万4000頭。

「陽性」が確定した事を受けて、発見地点から半径10キロの区域は「感染確認区域」に設定され、県では以下の対応を実施する。

1.捕獲の強化
  自治体や県猟友会への情報提供・捕獲協力依頼
2.豚熱サーベイランスの強化
  捕獲されたイノシシのPCR検査を少なくとも28日間実施
3.捕獲イノシシのジビエ利用を制限
  感染確認区域で捕獲された野生イノシシは、検体で陰性確認された個体のみ処理・出荷が可能となる

テレビ宮崎
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