鹿児島県鹿屋市の温浴施設、「湯遊ランドあいら」が2年間の休館を経て、リニューアルオープンしました。
お風呂以外の楽しみも増えた新しい施設を紹介します。
「湯遊ランドあいら」は宿泊もできる温浴施設で、市民の健康増進を目的に今から27年前の1998年、鹿屋市にオープンしました。
しかし、施設の老朽化に伴い、鹿屋市は約8億3千万円にものぼる大規模改修を実施。
2年間の休館を経て、このたびリニューアルオープンしました。
浴室には大小4つのお風呂がありサウナも全面リニューアル。
外気浴が楽しめるスペースも新たに設けられました。
常連さんも気持ちよさそうです。
来場者
「最高です。待ち長かったけれど良かった」
改修によって、施設で使うエネルギーも地球に優しくなりました。
指定管理者 おおすみ太陽の宝・村上博紀さん
「公共施設でこれほどの規模の太陽光発電は多分、九州でも最大級だと思う」
これまでの重油ボイラーに加えて新たに設置されたのは、太陽熱温水設備と太陽光発電パネルです。
鹿屋市は施設をゼロカーボンシティのシンボルに位置づけていて、今後は子供たち向けの環境教室も開く予定です。
一方、プレオープンで訪れた人に振る舞われていたのは…
来場者
「すごく懐かしい感じがした」
「味噌の味がしっかりして本当においしい」
「小学生の頃、よく食べていた。ニンニクとショウガが強かった意識があるが、やはり大人になればちょうどいいくらい」
それがこちら!
吾平町のソウルフード、「味噌うどん」です。
かつて、旧吾平町役場の前にあった「福盛食堂」で出されていた地元では有名なうどんで、リニューアルオープンに伴いスタッフがその味を再現。
豚骨とニンニクを煮込んで取った味噌味のスープに、たっぷりの野菜とショウガを盛り付けて完成です。
懐かしさも手伝って、食堂を訪れる人の半分以上が注文するという人気メニューとなっています。
さらに、「danken」がサポートするカフェもオープンしました。
カフェは障害者が働く就労継続支援の場となっていて、利用者のみなさんが指導を受けながら心を込めてコーヒーをいれていました。
お風呂上がりと言えばコーヒー牛乳ですが、カフェでおしゃれにいただくのもオススメです。
また、施設の清掃なども近くの作業所から派遣された利用者が行い、テキパキと働いているのが印象的でした。
指定管理者 おおすみ太陽の宝・向井和郎さん
「明るい施設なので気軽に。そして家族団らんでも。十分楽しめる施設なのでぜひ足を運んでほしい」
住民待望の再開となった「湯遊ランドあいら」。
地元の人だけでなく、泊まりがけでの利用もお勧めの施設に、あなたも訪れてみませんか?