大気が非常に不安定となり、局地的な春の嵐となった11日の日本列島。
11日午後1時半過ぎ、突然、土砂降りの大雨となった栃木・矢板市。
手のひらを差し出すと、ひょうの粒が手の中にたまっていきます。
午後3時半過ぎの佐野市では、より雨脚が強くなり、傘に打ち付ける音も大きくなりました。
傘を持っていないのか、多くの人が雨宿りをしている様子も見られました。
午後3時半ごろの栃木・那須烏山市の映像に映るのは、空に走る稲光。
稲光の直後には、辺りに不気味な雷鳴がとどろきました。
11日は広い範囲で大気が非常に不安定な状態となり、午後1時半過ぎの栃木・矢板市で突然降り始めたのは、ひょう交じりの雨でした。
地面に跳ね返る、ひょうの粒。
雨は瞬く間に激しさを増し、土砂降りとなりました。
あっという間に交差点には水があふれ、車が行き交う道路は池のようになっていました。
ひょうが降る中、車から慌てて屋内へと駆け込む人も。
大阪市でも正午ごろからひょうが降るなど、不安定な空模様となり、観光名所の道頓堀も激しい雨に。
ライブカメラ映像を見ると、観光客でにぎわう「戎橋」でも、正午前から雨が降り出し、急激に雨脚が強まると、わずか1分ほどでにぎわっていた通りから人の姿が消えました。
4月のゲリラ雷雨に、SNSでは「まだ4月なのにもうゲリラ雷雨はじまるの?」「ゲリラ雷雨?まだそんな季節じゃない」など驚きの声が。
お昼過ぎからは関東や東海でも空模様が怪しくなり、午後1時ごろ、不気味な黒い雨雲が空を覆った群馬・みどり市では、空を切り裂くような稲光が走りました。
地面を激しくひょうが打ち付け、散乱したひょうの粒で地面が白く染まっていました。
午後3時過ぎ、大粒の雨が降り出した栃木県のJR佐野駅では、路線バスが到着すると、雨から逃げるように駅へと駆け込む人たちの姿が多く見られました。
そして午後5時半ごろ、東京・台場の情報カメラには稲光が。
帰宅などの際には局地的な急な雨や雷雨に注意が必要です。