南阿蘇鉄道の高森駅と町の観光スポットを結ぶ新たな交通手段として三輪自動車『トゥクトゥク』の運行が4日から始まりました。
南阿蘇鉄道の名物、トロッコ列車をイメージしたデザインとなっていて、人気の観光コンテンツとなりそうです。
【高森観光推進機構 染田麻弓子事務局長】
「トロッコ列車に乗って高森町に来て、さらに高森駅からはこの『トロトゥク』に乗って高森を楽しんでほしい」
高森駅と町の観光スポットの周遊促進を図ろうと、高森観光推進機構が新たな交通手段として今月5日から運行を開始した乗り物『トゥクトゥク』です。
『トゥクトゥク』はタイでタクシーとして親しまれている原動機付三輪自動車。
車体は南阿蘇鉄道の名物、トロッコ列車をイメージしたデザインとなっていて、『トロッコトゥクトゥク』と名付けられました。
愛称は『トロトゥク』
4日は高森駅前の芝生広場でお披露目式があり、関係者がくす玉を割って運行開始を祝ったあと、観光客らが試乗しました。
「行ってらっしゃい!」『トロッコトゥクトゥク』は運転手をのぞいて6人が乗車可能で、料金は無料です。
高森駅を出発して湧水トンネルや商店街などを経由し駅に戻ってくる周回ルートで、1周当たりの所要時間はおよそ20分。途中乗車、下車も可能です。
ことし6月までの期間中、土曜、日曜、祝日のみ午前10時半から午後4時半まで運行されます。
【試乗した観光客の親子】
「楽しかった」「観光名所をまわれていいなと思った」
「乗り心地は良かった。涼しくて」
【高森観光推進機構 染田麻弓子事務局長】
「窓がないので、天気のいい日には高森の風を気持ちよく感じられてゆったり、おしゃべりをしながら町内を楽しんでもらえる乗り物になっている」
南阿蘇の自然を満喫しながら高森町を周遊できる人気の観光コンテンツとなりそうです。