熊本市の多くの中学校で10日、入学式が行われました。
多様性などを重視した『共通標準服』が導入されて初めての入学式。
生徒たちにそれぞれの制服を選ぶ理由を聞きました。
新入生の服装は、学ランやブレザー、チェックのスカートなどさまざま。
熊本市立北部中学校ではこれまで男子は学ラン、女子はジャケット・ワンピースの制服でしたが、今年度から男女共用型の『共通標準服』が導入されました。
『共通標準服』とは生徒に新たな選択肢を提供するため、機能性や多様性などの観点から選ばれた共通の制服です。
【北部中学校・新入生 城陽翔さん】
「一度しかない中学校生活を悔いのないようにするため、責任と自覚を持ち勉強やスポーツに全力で取り組みたい」
新入生242人のうち共通標準服を選んだ生徒はおよそ9割。
式の後、それぞれの制服を選んだ理由を聞いてみました。
【共通標準服のブレザーを選択】
「ネクタイがいいと思ったからです」
【共通標準服のブレザーを選択】
「ネクタイがあるのが、かっこ良かったし、大人っぽかったから、いいなと思った」
【共通標準服のブレザーを選択】「ボタンが2個だけん、留めるのが簡単だから」
【従来の学ランを選択】
「僕にとっては、ネクタイはつけづらいし、おさがりの方がいいと思うから」
【従来の学ランを選択】
「お兄ちゃんも着ていたし、見た目がいい」
【共通標準服のスカートを選択】
「自分の個性を生かせるような制服だなと思ったからです。着ていくのが楽しみになるのかなと思います」
また、スカートかスラックス、リボンかネクタイなど組み合わせも自由です。
【共通標準服スカート・リボンを選択】
「スカートは夏は涼しくていいなと思った」
【共通標準服スラックス・ネクタイを選択】
「スカートよりも動きやすいというのがあるし、小学生までズボンをはいていたし、中学校も同じズボンにしようかなと」
【共通標準服スラックス・ネクタイを選択】
「ズボンの方が動きやすいし、好きなのでズボンを選びました。ズボンと合わせたいからネクタイにしたいかなと思いました」
快適さやデザインなどをもとに自分で選んだ制服で中学校生活が始まりました。