桜の季節ですが、梨の花も開花しています。鳥取県鳥取市で4月9日、二十世紀梨の「親木」の交配作業が行われました。

9日に鳥取市の「とっとり出合いの森」で行われた二十世紀梨の「親木」の授粉作業。
木を管理する倉吉市の「二十世紀梨記念館」の職員やボランティアなどが開いた花一つ一つに筆で花粉をつけていきました。

参加した人:
立派に育ってくれたら。秋が楽しみですよね。

二十世紀梨は、120年前に千葉県から持ち込まれた10本の「親木」から枝分けをして県内各地で栽培が始まったとされ、出合いの森にはこのうちの3本が保存され、県の天然記念物に指定されています。
2025年は気温が低い日が多く、例年に比べやや開花が遅れているということで、開いた花を探しながら丁寧に作業していました。

鳥取二十世紀梨記念館・吉田亮参事:
200年でも300年でも存続させたい木ですので、そういった意識で管理していきたい。また重ねて授粉をして、しっかり花粉を付けていい梨ができるように頑張りたいと思います。

鳥取二十世紀梨記念館は今後、5月から6月にかけて袋かけの作業を行い、9月中旬ごろに収穫する予定で、約600個の収穫を見込んでいるということです。

TSKさんいん中央テレビ
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