長崎県壱岐沖で3人が死亡した医療用ヘリの事故で、9日、ヘリの機体の引き揚げが行われました。また、佐賀市の運航会社に対し、唐津海上保安部などが業務上過失致死傷などの疑いで家宅捜索に入りました。

こちらは福岡県大島沖の午前10時45分ごろの様子です。
海中からヘリコプターの機体が引き揚げられています。
羽が折れているほか、操縦席の窓が割れてなくなっているのが確認できます。
この事故は6日、長崎県の対馬から福岡市に向かっていた医療搬送用のヘリが壱岐沖で転覆した状態で見つかったもので、患者と付き添いの息子、医師の3人が死亡しました。
唐津海上保安部によりますと、機体の引き揚げは、「日本サルベージ」が行っていて、サルベージ船からワイヤーをかけ、事故機を引き揚げる作業を行ったということです。

また、9日、唐津海上保安部などは業務上過失致死傷と、航空の危険を生じさせる行為等の処罰に関する法律違反の疑いで佐賀市の運航会社「エス・ジー・シー佐賀航空」に家宅捜索に入りました。
運航状況についての書類の差し押さえなどを行っているということです。

サガテレビ
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