長崎県壱岐沖で3人が死亡した医療用ヘリの事故で、国の運輸安全委員会の調査官が8日佐賀市の運航会社に調査に入りました。

【大川内】
「午前10時を過ぎました。運輸安全委員会の調査官がエス・ジー・シー佐賀航空の中に入っていきました」

この事故は、6日、長崎県の対馬から福岡市に向かっていた医療搬送用のヘリが壱岐沖で転覆した状態で見つかったもので、患者と付き添いの息子、医師の3人が死亡しました。

8日、国の運輸安全委員会の調査官が佐賀市の運航会社「エス・ジー・シー佐賀航空」に入り、運航状況や整備状況について約7時間半にわたり調査しました。

【運輸安全委員会 奥山克也航空事故調査官】
「機体の不具合は今のところなかった。今後機体を見て記録と合わせながら確認する」

機体は、緊急用の「浮き」が膨らんだ状態で見つかっていて、海保の聞き取りに対し機長は「着水前に手動で出した」などと話していることが関係者への取材でわかりました。
国の運輸安全委員会の調査官は現時点では不時着水の可能性が高いと明らかにしています。

サガテレビ
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