御船町恐竜博物館では、特別展『よみがえる日本の恐竜たち』が開かれています。
特別展では、北海道や兵庫県で発掘された恐竜の全身骨格などを紹介しながら日本の恐竜研究の成果に迫ります。
会場には、恐竜の全身骨格や復元模型などおよそ70点を展示。
このうち全長8メートルのカムイサウルスは7200万年前、当時、海だった北海道の地層から発見されたもので、きわめて保存状態が良く、大部分の骨格が見つかったことから「奇跡の恐竜」と呼ばれているということです。
また、兵庫県のおよそ1億1000万年前の白亜紀前期の地層から見つかった
タンバティタニスは、長い首を持つ全長15メートルの植物食恐竜で、日本で見つかった最大級の陸上生物だということです。
【御船町恐竜博物館 池上 直樹 主任学芸員】
「日本は、ちゃんと探していくと(大昔に)多様な恐竜たちがいて、世界でまだ知られていなかったようなことを私たちに教えてくれる」
また、兵庫県立人と自然の博物館の久保田 克博 博士と北海道大学総合博物館の
小林 快次 博士による記念講演が開かれました。
講演では、小林博士が、北海道で見つかったカムイサウルスの研究をもとに
白亜紀後期の世界について語りました。
この特別展は御船町恐竜博物館で5月11日までです。