鹿島市議会議員が市職員にいわゆるパワハラ行為をしたとされる問題で、市議会は7日、市職員のアンケート結果を受け最も多くの指摘を受けた議員名などを公表する方針を決めました。

【鹿島市議会 徳村博紀議長】
「アンケートの結果は大変厳しいものがあったと理解している。今後絶対ハラスメントについてはパワハラも含めて根絶していかなければならない」

このアンケートは今年2月から3月にかけて市の全職員を対象に市議会議員からハラスメントがあったかなどを確認するため行われ、7日の鹿島市議会の全員協議会で結果について意見が交わされました。
アンケート結果は、議員の名前を伏せた状態でそれぞれのハラスメントの内容がまとめられ6人について記載があったということです。
この中で最も多くのハラスメントが指摘された議員は「威圧的・高圧的な言動や態度をされた」「長時間拘束された」など53件のハラスメントがあったとされています。

関係者によりますと7日の全員協議会で、今回のアンケート結果や最も多くのハラスメントが指摘された議員の名前などについて問い合わせがあった場合に公表していく方針を固めました。
市は改善を求めていて、市議会は6月議会に向けて今回の調査結果を踏まえたハラスメント防止条例を制定することにしています。

サガテレビ
サガテレビ

佐賀の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。