佐賀航空が運航する医療搬送用ヘリが6日、長崎県の対馬から患者を搬送中に消息がわからなくなった事故で搬送されていた80代の女性の死亡しました。
第7管区海上保安本部によりますと、医療搬送用ヘリで対馬から搬送されていた86歳の女性患者は、救助され病院に運ばれましたが、6日午後8時47分に死亡が確認されたということです。
ヘリには、6人が乗っていて、エス・ジー・シー佐賀航空の男性機長(66)と男性整備士、女性看護師(28)は、意識がある状態で救助されたということです。一方、男性医師(34)、女性患者(86)、患者の家族(68)は午後7時前までに心肺停止状態で救助されました。
搬送先の病院などによりますと、このヘリコプターは2008年に製造され、総飛行時間は3000時間で、病院の屋上に駐機していたということです。またパイロットは30年以上乗っていたベテランだということです。原因についてはまだわかっておらず病院側はヘリでの救急搬送をしばらく停止するとしています。