熊本市電は5日から一部増便とするダイヤ改正を実施します。

去年から運行トラブルが相次いでいる中、利用者からは増便を歓迎する声が聞かれました。

乗務員不足と安全教育の強化を目的に、去年6月末から減便されていた現在のダイヤ。

市交通局は乗務員の増員は行ったものの、教育期間がさらに必要などとして減便前までには戻せない『一部増便』としながらも、5日からの新ダイヤでは平日では11本増やし、朝の混雑時は新水前寺駅前電停を始発とする便が1本増便に、また最終便は現在より30分程の繰り下げとされます。

【熊本市交通局運行管理課 荒木 敏雄 課長】
「先日の事故等でご迷惑をおかけし、申し訳なく思っています。利用者の利便性を確保するために少しでもダイヤを戻したいと今回一部増便として対応し、利用者に満足いただけるよう安全性も確保しながらやっていきたい」

熊本市電は去年1年間で16件の運行トラブル、そして先月には追突事故で15人の負傷者を出しました。

【利用者】
「ちょっと怖いかなというのもありますが、私たちの年齢になると車がないので電車かバスになる。どこに行くにも必要となるので増便というのはありがたい」
【利用者】
「利用する側としてはなくなったら困るので、事故とかは減ったら嬉しいと思う」

安全運行の徹底と乗客の利便性向上という大きな命題を抱えながらの増便ダイヤが、5日から始まります。

テレビ熊本
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