県立美術館で開催中の「写実絵画の精鋭展」その見どころをシリーズでお伝えしています。最後となる今回は島村信之を紹介します。

【ホキ美術館 保木博子館長】
「この作品は島村信之さんの『夢の箱』という作品になります。この作品を描くまでは島村先生は女性像を描いていらっしゃってヌードの作品とかが多かったんですけども、それとは別にクワガタのブリーダーもやっていらっしゃったんですね。段々段々300匹とか400匹とか育てるようになっていくと、それでやはり描きたいということで彼にとっての「夢の箱ができたので絵にしたそうです」

1965年、埼玉県に生まれた島村は光の中に佇む女性の柔らかい透き通った肌や昆虫などの硬い外殻に美を見出し写実的に表現しました。

【ホキ美術館 保木博子館長】
「先生から言わせると女性のヌードの肌もロブスターの皮も虫の表面も全部美しく見えるんですって。両方美しいと思っているという作家の気持ちもわかっていただければ楽しいのかなと思います」

「写実絵画の精鋭展」は県立美術館で5月18日まで開催されています。

サガテレビ
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