新年度、新社会人の奮闘が始まっていますが、富山市の会社で「アスリート」と「寿司職人」の二刀流を目指す新入社員が誕生しました。
二刀流の社員を目指すのは、香川県出身の花城瑞樹さんと韓国出身のチェ・ウォンジュンさんです。
採用したのは、県内で寿司チェーン店などを展開する富山市の会社で、仕事とアスリートの両立を目指す「デュアルキャリア採用」を初めて取り入れました。
花城さんはウエイトリフティングの学生大会で優勝経験がある22歳。
*花城さん
「好きなすしネタはエビ。回転ずしに行ったら20皿中10皿は食べるくらい好き。ウエイトリフティングは一つの動作で上げきる競技。すしは一つの動作で一つの料理を完成させるところが共通している」
一方のチェさんは日本の大学に留学し、去年からハンドボールの富山ドリームスに所属しています。
*チェさん
「一番好きなネタは蒸しエビです。お客さんが寿司を食べて感動する顔を見たい。一生懸命がんばってお客様が食べたとき、感動したという声を聞ける職人になりたい。」
会社では勤務と練習の時間を柔軟に調整し、二刀流を後押しをすることにしています。
県は「寿司といえば、富山」を掲げたブランディングをこうした採用も機運の盛り上げにつながりそうですね。