福井県小浜市内で飲食店「かねまつ」を経営していた有限会社「松屋」が、福井地方裁判所敦賀支部から3月27日、破産開始決定を受けたことが分かりました。
  
民間の調査会社・東京商工リサーチによりますと、松屋は1992年に設立され、小浜市中心部で飲食店「かねまつ」を経営していました。地元で水揚げされた旬の魚を使った海鮮丼や定食などが好評で、小浜市がNHK連続テレビ小説の舞台となったこともあり、地元だけでなく観光客の来店も多くありました。
   
しかし、話題が落ち着いたことで客足が落ち込み債務超過に転落。新型コロナの感染拡大で経営は一層厳しくなり、2022年3月期は1500万円の損失を計上していました。コロナ終息後も客足が戻り切らず、先行きの見通しも立たないことから2024年6月末までには事業を停止していました。
  
負債額は債権者17人に対し7530万円です。

福井県内での新型コロナ関連の倒産は、2020年6月に初めて確認されて以降、86件となりました。

福井テレビ
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