高円宮妃久子さまは3日、「いけばなインターナショナル」の行事に出席し、在京ベトナム大使公邸の庭に桜の木を植えられました。
久子さまが名誉総裁を務められる「いけばなインターナショナル」では毎年、様々な行事の委員長を各国の大使夫人が担っています。
2024年1年間、ベトナムの大使夫人、タイ・トゥ・フォンさんが委員長を務めたことから、感謝の気持ちを込めて在京ベトナム大使公邸の庭に桜の苗木の植樹が行われました。
植樹されたのは、「御衣黄」と呼ばれ、緑色の花を咲かせる品種です。
久子さまは小雨がぱらつく中、傘を差さずに苗木の根元に土を丁寧にかけられました。
植樹に先立ち行われたセレモニーでは、ベトナムの伝統舞踊「ハスの花」が披露されました。
「ハスの花」はベトナムの国の花で、踊りが終わると久子さまは盛んに拍手を送られました。
あいさつに立った久子さまは、「泥の中からまっすぐに美しく咲くハスは日本人にとっても大事」とハスの花に言及されました。
さらに桜の苗木について、「大使館で開花し、日本とベトナムの友好の証となることを願っております」と述べられました。
また、久子さまは、注射器を使って食物由来の液体でゼリーの中に花などを描いていく「3Dフラワーゼリー」に挑戦されました。
久子さまにとっては初めての体験で、ドラゴンフルーツ由来のピンクの液体で桜の花を、抹茶の液体で葉を描く作業に集中されていました。
行事には、石破佳子首相夫人、岩屋知子外相夫人、林裕子官房長官夫人も参加し、試行錯誤しながら楽しそうに「3Dフラワーゼリー」に挑戦していました。
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