夕日の名所として知られる宇土市の御輿来(おこしき)海岸。
2日は日の入りの時刻と干潮の時刻が重なったことから、干潟がオレンジ色に輝く神秘的な光景が現れました。
市が定める年間10日ほどある『絶景日』のうち、沈む夕日を見られたのは今年初めてということです。
干満差の大きい有明海に面した宇土市の御輿来海岸。
干潮になると海岸から広がる砂干潟に三日月形の模様が現れる事で知られる風光明媚な海岸で、『日本の渚百選』に選ばれています。
宇土市では日の入りの時刻と潮位が50センチ以下となる干潮の時間が重なる日を『絶景日』と定めていて、絶景日には毎回県内外から多くの見物客が訪れます。
しかし、今シーズンは2月1日からこれまで7日間あった『絶景日』はいずれも天候不順で、夕日が沈む様子は見られずじまい。
それでも今月最初の『絶景日』となった2日は、約150人が干潟を見下ろす展望所を訪れました。
多くの人がカメラを構える中、夕暮れが深まるにつれ、徐々にオレンジ色に染まる
干潟。
そして、日の入り予定時刻の午後6時40分ごろには、オレンジのグラデーションに 輝く太陽が空や砂干潟を茜色に染めながら、島原半島の山あいに沈んでいく神秘的な光景を見ることができました。
【福岡から】
「初めて来たが、きれい。よかった」
【茨城から】
「去年も『絶景日』に合わせて来たが、その時は土砂降りだったので今回、来られてよかった。もう最高。本当に来られてよかった」
宇土市によりますと、今年の『絶景日』は5月31日までにあと4日間あるということで、次は4月18日です。