トラック荷台からの危険な落下物をドライブレコーダーが捉えていた。積み荷のプラスチック板が風に飛ばされ歩道に落下したり、トラックの積み荷が飛んで車に直撃したりする事故も起きている。
走行中のトラックから飛来した“透明な板”
京都市内で3月24日午後5時前、走行中のドライバーが撮影したのは、予想外のハプニングだった。

突然、トラックの荷台から“ふわり”と、2枚の透明な薄い板のようなものが歩道へ飛んでいったのだ。
落下物を確認したドライバーは「びっくりしたのが一番。おそらく突風の影響だと」と話した。ドライバーによると、落下したのは縦2m、横幅1mほどのプラスチック製の板だったという。

風に乗って宙を舞った板のうち、1枚は街路樹に引っかかり、もう1枚は歩道へ落下した。
幸い、歩行者にはぶつからなかったものの「歩行者がいたら相当危なかった。仕事でやる以上は、しっかりと固定せなあかん」と話した。トラックは落下に気づかず、そのまま走り去ったという。
トラックの積み荷が“直撃”車に被害
一方、埼玉・深谷市で3月6日午後1時過ぎ、こちらでは落下物により被害を受けたドライバーが…

衝撃を感じた直後「うわー、マジかよ」と声をあげるドライバー。
対向車線を走るトラックとすれ違った瞬間、荷台の積み荷が飛んできてサイドミラーに直撃したのだ。
当時を振り返りドライバーは「もう全く分からなくて何が起こったんだろう。動揺でしかないというか。あわあわしちゃうというか…」と話す。
また、飛んできたものについては「紙くずを詰め合わせたゴミ袋のようなもの」だったと語る。撮影者はすぐにトラックを追いかけたが、そのまま走り去ってしまったという。

車は衝撃でサイドミラーが外れ、車体にも傷やへこみができ、修理費は約55万円にのぼるという。
今回の事故を受け、撮影者は「しっかりと留めていないトラックが絶対悪い。逃げられた後に本当にふざけるなよという怒りしかない」と憤っている。
警察は当て逃げの疑いで捜査している。
(「イット!」 4月1日放送より)